ひどい仕打ちの仕返しに 事務的な応対を君にする
電話のかわり際 『なんか淡々と話すね』と暗い声
それから3時間後の電話に出た君に
話半分で当たり障りの無い会話をしていると
『冷たい』 と一言
とぼけて 誰が?というと 少し無言の後に僕が という
『電話に出てもすぐに代わってしかいわないんだもん』
ばれないようにしたつもりが 完全に伝わっていたことに驚きつつも
なんかごめんねってはぐらかし 別の人に代わってもらう
『私あての電話じゃなかったんだ』とまたかわり際に暗い声
ちょっと以上の罪悪感 仕返しなのに悪いなって思う気の弱い僕
携帯に電話をする
今度は普通に話してみると 少し機嫌が直ったみたい
仕返しだったんだ これからはそのときに言うからというと
『その時だったら 忙しいって切ってしまうかも』と君
仕返しの火がまた点いた
じゃあ 僕はいつも我慢しないといけないんだね もう限界 無理だねそれじゃ
もし逆切れされたなら 朝みたいに淡々と必要なことだけしか話さない と早口で応酬
あわてて君は
『私が変わるから 私が変わるから』
絶対に無理だ 変われるわけないよってわらった僕
やっとお互い 普通に話せた
誰よりも落ち着く君との会話 どうしてだろう?
繊細で傷つき易い君 だけど僕も同じくらいなんだよって
これは さすがにいえなかったけど
脅すみたいでごめん だけど言っておきたかったんだ
『大事なことだからいいよ』の返事に僕は 激しい違和感を覚える
実際は
あなたと僕は 友達でも彼女でもない
あなたとわたしの関係は
一体他人にどう写るのだろう?って
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