2012/01/09

やまおく

山奥で山姥にあって首を切られて死んだ猫

外ればかりのあみだ 紙ごと破っても元の木阿弥だ

世界は不条理ばかり 星条旗にも頼れない世界

僕らは生きている 死んで行く 子孫を残しても 自分は生き永らえないっていうのに

三万円のこづかいが三億にって そんな見出しで売られる本 馬鹿ばっかり

ねえ 信号も守らない暴走族も 日曜は逆に仕事したりしないんでしょ

都合のいいとこだけ取り込んで 楽に逆らって かっこつけて

ハロウィンや正月や母の日父の日成人の日体育の日

何でも割 一人でも ふたりでも 家族でも

もう誰もひとつひとつ間違いかどうか考えられない 麻痺した世界

誰でも分かるようなことだけ批判して 世界の改革者気取り

人気の無いことは知らん振り 上手な屏風になんとやら

戦場で散る命 カメラマンも命がけで写真を撮る

死んだら勇敢なジャーナリスト 現場から見たら邪魔で無駄死に

家族の悲しみすら それを背負ってでも向かうとか かっこつけの背景にして

被災者のこと 政府には手厚くっていいながら あんたらはクリスマスで暖かい恋

何なんだ 自分を棚において 文句ばかり 自分らの利益は失いたくないくせに

汚い政治家すら おまえらよりまだ素直に見えてくる

僕はお前らより それでも劣って情けない存在に思えてくる

誰かを馬鹿にしたって 自分が上がっていくわけじゃないし

貧しい人を指差して笑っても 何かが豊かになるわけじゃないのに

朝 昼 夜 サマータイム ジャストアモーメント

君をうしなった痛みを 僕はこうして紛らわす

惨めで 本当に惨めで惨めな存在

じめじめした地面の上で 蕁麻疹をぼりぼり掻きながら

いつまでも文句ばかり言って 死んで行くしかないのかな

なんだったんだろう 今までの人生











































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