雑草だらけの公園
遊具も錆だらけだけど
小さな頃遊んだ記憶は残っていて
誰もいないのに 笑い声が僕には聞こえる
何年も前からの声が 今の僕に届いた
僕が過ごしてきた時間は
いつも思い出せないだけで しっかりと残っているんだなって
例えば
ひいばあちゃんに貰ったお金で 駄菓子屋でチョコレート買ったことや
そのひいばあちゃんがしんで 泣かなかったことをこの公園で怒られたこと
泣くだけが悲しむことじゃないのにって 思ってた
だから僕は意地でも 泣かなかったんだ
死んだお母さんが 夢でばあちゃんと踏み切りで歩く夢を見ていたって
聞いたことも思い出しで 少しぞくっとしたりもした
その公園のブランコに座って
そんな色々なことを思い出していると
夕暮れはもう終わり 夜の始まりを薄闇が知らせに来た
僕はもう いかなくちゃ
でも
あなたたちはここにも 僕の中にもいて
これから何年経っても あなたたちの優しさは
僕に届くことでしょう
さようなら また今度
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