2012/01/10

独り映画

大きな映写機の前にいるような人生

スクリーンに流れる映像

流れる出来事に泣いたり笑ったりはするけれど

どこか他人事のよう

僕は一人で この人生を観続けて

やがて物語は終わり

エンドロールのと一緒に葬式の映像が流れる頃には

たったひとりの観客は消えていて

遺影として登場するのだろう


そして


誰かが映写機のスイッチを切る音


訪れる暗闇

2 件のコメント:

  1. レモンだま2012年1月12日 14:06

    こんにちわ。
    あそびにきました。

    年齢をかさねるごとに、こういう、内容の詩に共感を覚えるの。
    その、さいご訪れた暗闇が永遠なのかとおもうと、ぞく、っとしたな。
    これを読んだ後映画館へ行くと、さぞかしぞくぞくと、するんだろうな。

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  2. いらっしゃいまし。小学生のときから死ぬときのことを考えていつもくらーくなってた気がする。馬鹿でした。

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