朝から続く寒さも
太陽が真上に来て 少し和らいで来る頃
30分100円の
コインパーキングに車を止め
コートを着て 外に出る
手袋は無ければかじかみ 有れば暖かすぎるような気温
僕は 白くならない息をしながら あてもなく歩いた
時系列がばらばらの思い出が 断続的に頭をよぎって
記憶の中を散歩している気分
少し風がでてきて ポケットに手を入れ進む
通り過ぎる風景 人 車
信号を赤で何度も進みそうになりながらも
僕はあなたと出会った頃の自分に出会った
別れた後に見る 出会った頃のあなたと僕の馴れ初めは
本当に悲しくも 滑稽で
笑顔や真剣な眼差しも全て 胸を痛めるだけしかない
やっと記憶から抜け出した頃
何時の間にか 元の場所の近くへ戻っていた
僕は
駐車場に戻り
300円を入れ 開いたゲートを抜け
現実に帰り 家路に着いた
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