2024/04/01

ほっほっほ

ビューリホースカイ

ココはどこでもない世界

ココロノナカ

だいたい一緒でもいつもちょっと違う

キツネより嘘つきな

タヌキより化かす動物

ニンゲンばかりのほっほっほ


陽は昇ったままでも

月が訪れる

時間は進んだり止まったり

ほっほっほ

ほっほっほ

電気を消してお休みなさい

2024/03/05

捨てたもの

 捨てたもの

多くのものを捨ててきた

繋がりや

大事であるべきものまで


理由は全て

言い訳を超えることはない


ふと

くらい くらい 奥から

思い出したくないものが

僕を見ていることがある


目を閉じても

僕を見ている気配は消えない


捨てたくはなかった

そう言い放っても

どうにもならない

どうにもならないものを

どうすることができるというのか


だから忘れようとしたというのに


忘れていた涙も出る

嗚咽だって

漏れる


そのたびに

『ああ まだ僕は人間なんだ』って安堵もする


捨てたものが

出てくる間はまだ

人間でいられるんだって




2024/02/02

春夏秋冬

 春夏秋冬が言葉だけになる可能性も出てきた

最近の気象の異常


今まであるものが

これからもある保証なんてないって

当たり前ながら思った


UFOとか

今までいるわけないよって言ってたものが

いるかもしれないってのはまた

別の話


さあ

目の前の現実に戻ってみると

寒い冬でございました


明日が明日迎えられるかわからないこそ

今日も頑張るのです

2023/10/12

うれしい

 ドアを開けたら

明るかった

うれしい


涼しかった

うれしい


裏切られた記憶は

決して消えないけれど


小さな子供の

笑い声が聞こえて

楽しそう


年配の女性が3人で

道路沿で旅の本を開いていて

楽しそう


何度も悔しい場面が

繰り返し浮かんでくるけれど


それとこれは別

別だから


今は私も

笑顔で歩く



2023/10/04

セキュリティアワー

 少しでも

嫌なことに遭いたくない

そんな時には

セキュリティアワー


何もしないことすらリスクに感じる

外に出ると交通事故

家にいたら地震で潰される

ありえないと思うことから

事故被害の可能性が始まる

さあ

いろんな可能性を考えて

怯えよう!


セキュリティアワー


信じている人こそ裏切る

常に誰かが自分の個人情報を狙っている

大きな組織が

いつも監視している

安心した時こそ貶めるチャンスだと


セキュリティアワー


終わったら

今生きている奇跡を胸に

ゆっくり眠るといい


今日も何も

起こりませんでした


2023/08/23

それでも ヒトは 死んでいく

 清々しい朝

いい天気

今日はいつもより涼しい

今日は 何人死ぬのかな


病気や

戦争

不遇な事故

老衰

人類は一体

絶滅までに延べ何人が

死を迎えるのだろう


歯を磨きながら考えた


それぞれが『死』についての考えに

落とし所を持って生きている

だって

そうでないと

発狂してしまうだろうから


人は必ず死ぬ

現時点は

そうだ


産まれて

死んでと

命を繋ぎながら

種として未来へ向かっている

蟻やネズミ達と

この時代を並走しながら


遠くから鳥の鳴き声が聞こえる

あの鳥も死ぬ

そう考えたら

いつもと違う聞こえ方がした


さあ

今日はどこに出かけよう

この瞬間

誰かが死んでいるとしても


私は

私の人生を生きなければ










2023/07/27

きらきら

 キラキラ光るお星様


星の光も届かぬ闇で

今日もただ生をつなぐだけの人々がいる

人生を悔やみ

社会を恨み

他人を妬む

朝日が降り注いでも

心の闇は照らされない

ただただ闇

ひたすらの病み


笹の葉がいくらさらさらしようとも

のきばに揺れてしまうよ

お星さまきらきら

金銀はどこ?


ごしきの短冊

わたしは老いた

お星様がただただ

死にゆくわたしを見てる