いつもは起きない時間
家の皆が寝静まる中
そっと着替えて抜け出した
彼女と待ち合わせてみた朝焼けの
きれいな色は今も忘れない
ここから僕は始まったと 心の中でつぶやいたことも
そして
今僕は 上がったり下がったりの人生の中
どうやら一番下にいるらしい
夕焼けを見ないまま 深夜に放り出されて戸惑っている
光の無い世界 闇は叫びも涙も吸い込んでしまう
なんとか自分を自分のまま留めるだけで精一杯
けれど
ベッドの中で凍えながら
無くなりかけた希望と一緒に夜明けを待つ
いつか見た朝焼けに出会えるまで
ここで僕はまた始まったんだと 大きな声で叫ぶため
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