2011/12/01

階段



失う

漂う夜

深い緑色

沼のほとり

虫達とともに

小さな声で泣く

こんな惨めなきみ

真っ暗に照らすのは

反対のスポットライト

人前で絶望の寸劇を演じ

悦に浸るどうしようもなさ

誰かのせいにしてしまったら

進むことは出来ないというのに

わかってるつもりで動けないのは

弱さ見つめ認めることを避けるから

もう一度惨めのさなぎをまとってでも

這い出て次の道を歩めるまで眠るがいい


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