2011/11/20

真っ暗な海で

どこにいても

何をしていても

心の中のじわりと体中に広がっていくような

恋の終わりの悲しみは 僕の意識から消えることは無い

胸に手を突っ込んで

引きずり出せたら どんなに楽だろうって思う





それまでの幸せと それからの不幸を天秤にかけ

抜け出せない恋の残跡に

冬に向かう季節を重ねながら

まるで 大切に傷ついていくような

感傷が溢れる海の中を泳いでいる


息継ぎがいつか途切れてしまって

沈むのか 浮かんだままなのかって無駄な想像をする

月明かりも無い 真っ暗な海

進んでいるのか その場でもがいているのか

考えられないほど 真っ暗な海で

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