2011/11/04

例えば

心の傷を 体の傷に例えるなら

今の僕は 体中深い傷が出来ていても なぜか血が出ていない

いつ血が噴き出して死んでもおかしくない かといって治る見込みも無い

訪れる死を 怯えながら待っている状態

人を愛することは 確かに素晴らしい

けれど



それが叶わなかったときの反動は

深く愛していているほど深い

大丈夫だと 平気だと 言い聞かせていても

いつか血は噴き出し地を染める

僕はただ 呆然と

他人事のように 現在を眺めている

例えば

砂漠の真っ只中に放り込まれた瞬間の蛙のように















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