胸に手を当てて
無意識にする深呼吸
僕は言うのだ
流れに任せ あなたを好きだと
電話をかけ あなたが出た
どうしたの と言われても
あなたに告白するためです とはすぐに言えるわけがない
何度も行われた綿密な作戦は残念だけれど
実戦に耐えられるだけのものではなかった
流れに任せ 話が終わった
無意識に出た深いため息
何だろう うまく言えない 言い出せない
今の微妙な関係さえも 失いたくない僕は
それ以上のステップを 踏み出せないでいる
勇敢を夢見る 臆病な僕
眠れない夜を 後どのくらい続ければいいのか
落ちていく深い眠りの中
同じくらい深いため息が聞こえた
0 件のコメント:
コメントを投稿