2013/04/18

友情は斯くあるもの

なみなみと注がれていたコーヒーが
半分まで減ったとき
会話は終わった

ほとんど無言で外を眺めていた
残りの半分を飲み干す間
脇の道路を何台の車が通りすぎただろう

数ヵ月会えずにいた時間
僕らは実際
積もる話はなかったのだ

会わずして会わなかった期間
ただ過ぎた日々は
切り取られたように

気持ちの無い再開の約束
具体的な期間はない
会わずして会わず
会うべきときに会うのだろう

関わりというもの
ランダムな周期
必然の疎通

少し手を振り
振り返らず車に乗った

きっと向こうもおなじ




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