ぼくはあなたに甘えてばかり
自分の思いに任せ遠くへいく僕を
眼の奥の気持ちを隠し許してくれた
誰も知らない土地へってただ
冒険者気取りで
でも
いつも心の中には
あなたを入れて歩いている
それは今の本当のあなたじゃないけれど
どうせ身勝手な考えって分かっている
『あなたがいてくれるから』
って本気で思っていても
一番早い電車で
僕の居たあなたの待つ街へ向かっている
ほんの少しの帰郷
あと何駅だろう
しまっている昔のあなたを
入れ替える時がくる
あなたはどんな顔で
僕を迎えてくれるのだろう
車窓にうつる自分に
問いかける
その向こうに流れる景色
それは
時を遡るかのように
あなたへ還っていくかのように
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