2011/12/30

ポッキー・タイム

ビールを飲み

ほろほろと ほろ酔いになりながらも

ぼくは冷静に あなたのことを考えている

ほったからされた連絡

たったそれだけのことなのに どれだけ待っていたかを伝えようと

政治家でもやらないような 質問想定状を頭に作り上げている

逃げ場の無い嫌味 絶句するほどの切り替えしを用意しつつ

その後の慰めも 六つほど考える

口もきかない喧嘩になったらどうしようとか

ぼーっとしながら口にくわえていた

チョコの部分が無くなったポッキーに止めを刺して

ああもう馬鹿らしいって寝てしまう

どうせ オンエアーでは

かかってきた電話の

『ごめんねぇ』って甘い言葉に溶かされて

『なにが?』って何も気にしていないような振りをするんだから

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