2012/12/12

喪失

ここに至るまでの

大いなる 喪失をどうか

自分自身に

忘れないでほしいって呟いた


このまま失うものがないほどに失うのもいい

持ちきれないほどの幸せをてにしてもいい


でも 忘れないで


僕は僕に言う

今が現実か夢か分からないほどの

そんな不確かな状況でも

それは必ず通るべき場所なんだってことを

逃げたくても

忘れないで



あの沈んだ太陽を背にしながらも

それでも進んだあの時を


無駄なんて思うことが

何よりも無駄だってことを



そして今日が終わり 明日が始まる

何もかもが止まらずに進んでいくこの世界で

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