2012/12/16

ラインを引いて

冬特有の乾いた空気を

太陽の光が通り抜けて

僕らは照らされている

僕らだけのテラスで


帰り道

ゆっくりとしかもう歩けない老婆を

四人の自転車に乗った小学生が追い抜かしていく

言葉にならない思いが

どうしても言葉にできないまま残留する


人生

それぞれの人生がこの世界で

重なったり

重ならなかったりする

僕らはそんななか出会い

重なった

これからの人生に 真っ白な未来に

確証のないラインを引いていこう

それを辿れなかったとしても

結局は楽しめそうな気がするから


僕ら特有の空気を

きっと 太陽の光は通り抜けるんだろう


ずっと

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