愛するサラ
いつも眺めていた
食事をするときも
しないときも
きれいな色 形
毎日飽きないでいられた
でも 別れはやがて訪れた
とても最悪なこと
そう定義してしまえるまで どれだけかかったろう
僕の手からすり抜けて
あなたは遥か遠くへと
床に落ちて 割れてしまった サラ
破片を集めて捨てることが
何より残酷な罰に思えた
さようなら
燃えないごみが明日なのが
何よりの救いだった
亡骸は明日 引き取られて行くのだから
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