2012/03/23

君は笑む

雨が降る

僕は駐車場から駅までの少しの時間ですら

とんでもなく不愉快に思った

君が来る

僕は早く着きすぎた駅の椅子に座り

何万回もの貧乏ゆすりを続けていた

雨が降る

僕は駅から駐車場までの少しの時間ですら

同じ傘に入っているあなたで幸せを感じた

雨が止む

僕と君との笑いだらけの会話は

だからといって止むことはなかった

僕は祈る

雨にも風にも そして晴れにも左右されない 君と続く永遠の幸せを

いつものように おーい って 待ちきれずに遠くから大きな声で呼ぶと

君は笑む

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