あの時のまま変わらないでいたら
どれだけ幸せだったろう
きっと
二人は終わりを予感して
あの時そう言い合ったんだろう
こんなにも無残に終わるとは想像できなかったけれど
そんな僕もやっと 半年を過ぎ
色々な人と関わるようになって
周りの人に 『変わったね』って言われるようになった
でも まだ変わんないよ
傷はいつだって
不意に心臓を串刺しにする
でも
傷だらけの心を さらに傷だらけにしながら
僕は歩き出す
だってうずくまっていたって
何も変わらなかったのだから
大切なものほど 手から零れ落ちていく
ぼくは
手にこびりついたどす黒いぬったりとしたものを
少しでもすすぎ落とすために
前を向いて生きていくことにした
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