優しさに寄りかかる
どうやら私はそうして生きてきたらしい
寄りかかられた人は 支えきれなくなって
やがて優しい微笑みは引きつりを見せるように
優しさも
冷たさも
どちらを得ても同じように揺れ動く
あまりにも敏感な心は
断続的な地震の後の 地震計のように 多くの波を残す
優しさをくれる人に寄りかかる大きな理由
安定することが 何よりの幸せ
小さなボートで荒れる大海を渡るかのような私の脆弱な精神
大きな船のような人に つながれていたい と
まだ 寄りかかる
自分をそうやってでしか支えられない
果たしてそれは 自分 といえるのだろうか
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