2013/03/04

それ

それを探すべきではなかったのかもしれない

追いかけた先

人混みに消えたそれは

すっかり姿を潜めてしまった

見失うことで

強制的に与えられた考える時間


それ について


そして知る

何だったか思い出せないことを

何故探していたのかさえ


それはついに

記憶からも存在を消して

行ってしまった


深い虚無感をだけを残して



0 件のコメント:

コメントを投稿