どおりで世界は銀色の
雪の景色になっているわけだ
窓はその冷たさで僕の手を冷やし
開けさせないよう抵抗をしていた
冷たい風は容赦なく入ってくる
まるで待ち構えていたかのように
僕は
この誰も踏んでいない雪のようなまっさらな人生に
長い足跡をつけてきたんだなあ
時には二人 殆どは一人の足跡で
どちらかが息途絶えるまで
足跡を続けていけるような
そんなひとにであえたらどんなに幸せだろう
そう独り言をいいながら
僕は窓を閉め
また眠りについた
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