2012/04/01

窓 雪

どおりで世界は銀色の

雪の景色になっているわけだ

窓はその冷たさで僕の手を冷やし

開けさせないよう抵抗をしていた

冷たい風は容赦なく入ってくる

まるで待ち構えていたかのように

僕は この誰も踏んでいない雪のようなまっさらな人生に

長い足跡をつけてきたんだなあ

時には二人 殆どは一人の足跡で

どちらかが息途絶えるまで 足跡を続けていけるような

そんなひとにであえたらどんなに幸せだろう

そう独り言をいいながら 僕は窓を閉め

また眠りについた

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