2011/10/13

ひがみねこ

眠りの中 夢の世界に迷い込んでしまい

何時の間にか 猫だらけの牧場に立っていた

猫しか居ないのに 牧場?

夢に疑問を投げても仕方ないと 猫を掻き分け歩くと

出口/入口と書いた看板にひときわ大きな猫が

いつも不機嫌そうな顔をしているので

普通にしていても不機嫌な顔にみえるその猫は

どうでもいい この牧場の成り立ちを説明してくれた

話上必要だろうところでの質問をしつつ 一通りの話を聞き終えると

その猫は 私に言った

僕はひがみねこ

ラエルスーンさん きてくれてありがとう

私は言った

ひがみねこさん 僕こそ君にあえてうれしいよ

また機会があれば話をきかせてくれないかな?


言い終えるかどうかのところで

目は覚め 蹴っ飛ばされた布団が仕返しに僕を

寒い中 布団もないまま寝かせていたところだった

あわてて僕は 布団に謝り暖かい二度寝をした

もう夢はみなかったが

遠くで猫の泣き声がしたような気がした

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