2011/10/06

笑って

昨日までの緑の稲田が

土の色と 墨になった稲の姿になり


野焼きしたばかりの 煙臭さが流れてきた

季節が動いている実感


僕は どう?

君は どう?

僕の季節は 冬

いつ春を迎えるかは 僕自身の努力と 妥協にかかっている

君の季節は なんだろう

もうきくことは出来ないけれど

僕という 犠牲を考えると

出来れば春であってほしいと思う


本当は 考えたくは無いし

不幸になってしまえって気持ちも 無いといえば嘘になる

形にしたところで何が変わるわけではない けれど

秋という季節は考えさせるものだから と 笑った


分厚いコート まだこの季節では着られないから

せめて心には 何重にも羽織っていたい

巡る四季になぞらえて いつか越えることができると信じて

つくり笑いじゃない

別れの寒風を 乗り越えた 笑顔を自分に

いつか 見せられるように


僕は どう?

雪は とけていますか?































0 件のコメント:

コメントを投稿