昨日までの緑の稲田が
土の色と 墨になった稲の姿になり
野焼きしたばかりの 煙臭さが流れてきた
季節が動いている実感
僕は どう?
君は どう?
僕の季節は 冬
いつ春を迎えるかは 僕自身の努力と 妥協にかかっている
君の季節は なんだろう
もうきくことは出来ないけれど
僕という 犠牲を考えると
出来れば春であってほしいと思う
本当は 考えたくは無いし
不幸になってしまえって気持ちも 無いといえば嘘になる
形にしたところで何が変わるわけではない けれど
秋という季節は考えさせるものだから と 笑った
分厚いコート まだこの季節では着られないから
せめて心には 何重にも羽織っていたい
巡る四季になぞらえて いつか越えることができると信じて
つくり笑いじゃない
別れの寒風を 乗り越えた 笑顔を自分に
いつか 見せられるように
僕は どう?
雪は とけていますか?
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