2015/04/08

背表紙がいつも曖昧な題名の図書館

肩をかすめるように
とんぼが通り過ぎていった

そんな記憶が不意によみがえる

いつのことだろう

なぜ思い出したのだろう

自分で記憶を引き出そうとした訳じゃないから
困惑させられる

まるで
大きな図書館で
何も考えずに取り出した本のよう

一冊の本には
大なり小なりの物語

たまにはゆっくりと
心の図書館で過ごすのもいいかな

疲れたって言葉ばかり口にしていたもんな


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