2014/02/18

カーテン

赤と白が交互に続くカーテンに
車の光が当たる

やがて光は通りすぎ
いつものカーテンに戻った

雨のおとで深夜に目覚めて
コップ一杯の水を飲み干した僕

そのカーテンをじっと
何も考えずに見つめていたら

人生のなかの充実した期間というものは
カーテンにライトが当たって明るくなるような
理由は有るが結局は偶然なものなんだろうなって

ふと我にかえった頭に浮かんできた

毛布にくるまって
目を閉じて祈る

明日が
少しはましな日であるように

不意に幸せというライトが当たって
僕というカーテンを明るくしますようにって

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