気を抜いたり
気を入れすぎると襲ってくる
胸の痛み
もう大丈夫と言い聞かすほどにそれは私の中に居座る
想像以上の弱さを持つ自分自身に苛立ち
擁護 罵倒と 何人もの私が頭の中で終わりの無い討論を続ける
結局のところ
演出 私
出演 私
観客 私
2014/02/28
2014/02/27
子供の笑顔のために そのくらいの大変さなど何の苦労と言えようか
誰もが寝静まるころ
おそらは雪をばらまいて
そっと世界を飾ります
目覚めた子供が窓をみて
まっしろな庭に驚くように
おそらは朝を想像しました
飛び出す子供
急いで上着をきせる大人たち
ちょっと大人は疲れちゃうかも
だけど
子供の笑顔は 銀世界よりもきれいに輝くものだから
ねえ
今日だけはどうか 我慢して
もう
このくらいでじゅうぶんかな
雪をばらまいたあと
おそらは 子供の笑顔が楽しみで
朝になるまえに
それだけで幸せな気分になりました
おそらは雪をばらまいて
そっと世界を飾ります
目覚めた子供が窓をみて
まっしろな庭に驚くように
おそらは朝を想像しました
飛び出す子供
急いで上着をきせる大人たち
ちょっと大人は疲れちゃうかも
だけど
子供の笑顔は 銀世界よりもきれいに輝くものだから
ねえ
今日だけはどうか 我慢して
もう
このくらいでじゅうぶんかな
雪をばらまいたあと
おそらは 子供の笑顔が楽しみで
朝になるまえに
それだけで幸せな気分になりました
それぞれの正義
この世の中には
絶対に分かり合えない考えがある
そうでなければ
タバコが存在することや
戦争がなくならないことや
不幸せなまま続く家族がいることが説明できない
どんなに真剣に
どんなに分かりやすく説明してもきっと
気持ちも意味も届くことはないんだろう
それぞれの正義は続く
譲れないまま
変わらないまま
失いたくないまま
絶対に分かり合えない考えがある
そうでなければ
タバコが存在することや
戦争がなくならないことや
不幸せなまま続く家族がいることが説明できない
どんなに真剣に
どんなに分かりやすく説明してもきっと
気持ちも意味も届くことはないんだろう
それぞれの正義は続く
譲れないまま
変わらないまま
失いたくないまま
2014/02/18
カーテン
赤と白が交互に続くカーテンに
車の光が当たる
やがて光は通りすぎ
いつものカーテンに戻った
雨のおとで深夜に目覚めて
コップ一杯の水を飲み干した僕
そのカーテンをじっと
何も考えずに見つめていたら
人生のなかの充実した期間というものは
カーテンにライトが当たって明るくなるような
理由は有るが結局は偶然なものなんだろうなって
ふと我にかえった頭に浮かんできた
毛布にくるまって
目を閉じて祈る
明日が
少しはましな日であるように
不意に幸せというライトが当たって
僕というカーテンを明るくしますようにって
車の光が当たる
やがて光は通りすぎ
いつものカーテンに戻った
雨のおとで深夜に目覚めて
コップ一杯の水を飲み干した僕
そのカーテンをじっと
何も考えずに見つめていたら
人生のなかの充実した期間というものは
カーテンにライトが当たって明るくなるような
理由は有るが結局は偶然なものなんだろうなって
ふと我にかえった頭に浮かんできた
毛布にくるまって
目を閉じて祈る
明日が
少しはましな日であるように
不意に幸せというライトが当たって
僕というカーテンを明るくしますようにって
2014/02/17
ぼくらに怖いものなんてない
ゆっくりと退いていく闇がつくる空白を
そっと光が埋めていく
夜と朝のあいだ
地球ではいつもどこかで起こっているこの瞬間に
ぼくとあなたは一緒に空をながめている
ぼくらの出会う前を夜として
愛し合うまでの色んな偶然がこの朝焼けだとしたら
なんてロマンチックなんだろうね
そして朝が来た
ぼくらに怖いものなんてない
そっと光が埋めていく
夜と朝のあいだ
地球ではいつもどこかで起こっているこの瞬間に
ぼくとあなたは一緒に空をながめている
ぼくらの出会う前を夜として
愛し合うまでの色んな偶然がこの朝焼けだとしたら
なんてロマンチックなんだろうね
そして朝が来た
ぼくらに怖いものなんてない
2014/02/13
白と青と紅茶
白と青のツートンカラーの椅子
座りながら考えたこと
僕が思うこの世界は
偶然なようで
必然なようだ
口にした紅茶は舌に渋みを残し
喉を通って胃に落ちた
雲と青空のツートンカラーの空
見上げながら考えたこと
僕が想うあなたとの出会いは
偶然なようで
必然だったんだ
座りながら考えたこと
僕が思うこの世界は
偶然なようで
必然なようだ
口にした紅茶は舌に渋みを残し
喉を通って胃に落ちた
雲と青空のツートンカラーの空
見上げながら考えたこと
僕が想うあなたとの出会いは
偶然なようで
必然だったんだ
2014/02/12
2014/02/07
2014/02/04
静寂の掟
砂利の上を歩くときのジャリっとした音を
夜の冷えた空気が遠くに運ぶ
扉がしまる音がして
切り取られた時間を静寂が埋める
鳥は屋根の上で動けずにいたが
どこからか聞こえる猫の鳴き声に許しを得て飛び去った
夜の冷えた空気が遠くに運ぶ
扉がしまる音がして
切り取られた時間を静寂が埋める
鳥は屋根の上で動けずにいたが
どこからか聞こえる猫の鳴き声に許しを得て飛び去った
Sそれは L廊下のつながった Tとびらのような
暑い夏
それが「暑い」と感じないほどのめりこんだ音楽
確かに肌は汗を吹き出させ
体温を調節していたのだけれど
何度も口ずさみながら
脳に刺激を与え続けた
白いシーツ
真っ黒なラジカセ
無心
心のある無心って言葉が
ふと頭に浮かんだ
聞き直すと
過去と現在が繋がる
少なくとも僕にとって
自分を形作るものの一つだ
それが「暑い」と感じないほどのめりこんだ音楽
確かに肌は汗を吹き出させ
体温を調節していたのだけれど
何度も口ずさみながら
脳に刺激を与え続けた
白いシーツ
真っ黒なラジカセ
無心
心のある無心って言葉が
ふと頭に浮かんだ
聞き直すと
過去と現在が繋がる
少なくとも僕にとって
自分を形作るものの一つだ
2014/02/02
さようなら
お別れは笑顔がいい
人生の最期
僕はどんな風に死んでいくのだろう
その時
どんな人に囲まれるのかな
さようなら
って
かっこよく逝きたいけど
ちょっと無理だろうな
想像だけで照れてしまう僕は
足早に去っていく冬の太陽に
すこし嫉妬した
人生の最期
僕はどんな風に死んでいくのだろう
その時
どんな人に囲まれるのかな
さようなら
って
かっこよく逝きたいけど
ちょっと無理だろうな
想像だけで照れてしまう僕は
足早に去っていく冬の太陽に
すこし嫉妬した
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