2012/06/06

ラエルスーンの詩の作り方

あまり多く

愛とか恋とか直接使わない僕は

いかにひとつの世界を

僕の言葉でまとめられるか努力している

定型にはないリズムで

ありきたりの言葉をどう演出してありきたりにしないかを考える

自分にしか分からない世界じゃなく 共有できる世界

自分以上に相手に伝わり 広がる世界を書き出せるかで言葉を使う


あまり世界を説明しない

技法を技法としてあからさまに使わない

熟語に頼らない記述で

かつ 流れるように描き出せたものだけが残る

つぎはぎだらけの詩は 僕の中では下の下

生きた表現は すっと心からでたままのものであるはずだから

感情と言葉の差が少ないときは少ない

意味と言葉の主従関係を解き放ち

思い描いた物語を同調させ

言葉と感情の垣根をなくせることが理想
 







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