2024/11/04

右手に杞憂 左手に握り飯(remastered)

何かにつけ
無意味とか
くだらないとか言うあなたの
狭い心の視界に
侮蔑と同情を覚える

世界はこんなにも変化に富んで
何色もの感動に
満ち溢れているというのに

自分の殻に篭って
丸まったままぶつぶつと
文句を垂れる

貴方のこれからの人生に
杞憂のワインで乾杯を

どんな光も通さない
闇に限りなく近い赤ワイン
渋みからくる
恍惚感
どこかずれた生命の
リズム
伝わらない
言葉

誰とも調和しないままに
人生を終えるあなたに握り飯を

土混じりの生臭い具を
品質の悪い海苔で包んだ握り飯
失敗の味がして
思い上がった自分を
磷付たくなる
重い土台で
這い出さない
ように

ワインと
握り飯
狭い心の視野に囚われた
あなたにはお似合い

明かりも必要ない
小さな小屋で
晩餐なさい









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