太陽に向かった後
後ろを向いて足元を見てみると
太陽と僕とを結ぶ直線上に影ができる
ねえ
君は僕の真似をしているけれど
決して僕だとは誤認しないし
話すこともできないじゃないか
いじわるをして
壁に君を映してみたら
壁に張り付くように
無様な格好になったけれど
君はそれを僕に
やめさせることは出来ない
少しの間眺めて
飽きてしまうと
僕は家路についた
またいつか
暇な時に君で遊んでみようと思う
少し
生きることにつかれた時にでも
その何日か後の週末
特にすることのなかった僕は
太陽に向かった後
後ろを向いた
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