2014/11/24

かけら

狩猟生活を卒業して

農耕も経験して

あちらこちらで集まって国家という形態を作り上げた人間

危険から身を守るための集合は

集合ごとの争いや(戦争)

集合ないの格差や(貧富)

その他もろもろの問題でいっぱいだ


人間は食べて 息をすれば生きていけるのに

何かを生み出すたび必要なものが増えていくのはどうしたことだ


いったいどういうことなんだろう

不可逆の歩みに警鐘を鳴らせ

立ち止まること

考えること

せめて方向は正しい方向へと思ったが

「正しい」の定義が曖昧で僕らを困らせる


慣性

同じ方向へ

同じか むしろ歩みは速まっていくようだ

間違った方向へ向かったまま

「間違い」の定義が不確かで僕らを困らせる


考えることは正しいことなのか


考えが

何かの到達点にたどり着くまでは無駄であることが

慣性を構成するひとつかのように振舞って

考えを続けることに邪魔をしようとする


世界のかけらである僕たちは

果たして本当の意味の自律を手にしているのだろうか




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