私は生まれてこのかた
愚痴も言わず
人のお願いには進んで応じてきました
ベッドに独り横になって
そういった人生を振り返ってみますと
どうやらそれは偽りの行動だったようです
都合の良いときだけ猫なで声
用がすんだらお礼ひとつない人たちに
私は嫌悪の心を抱いておりました
また
それを表にださずにいる自分にも
私に何かを行う能力がなくなってからというもの
気がつけば
ベッドに横たわる自分自身にしか
世界の幅がなくなってしまいました
神様
一度でいいから
私になにか
頼みごとを断る場面をお与えください
何の躊躇いもなく
無慈悲に断って
その相手に
心の底からにやりとしてみたいのです
0 件のコメント:
コメントを投稿