2013/11/22

稲穂は実り豊穣の夢を見る

稲穂の香りが風に乗って

窓から入り込んできたあの日

僕は風に吹かれても

揺れながらしなやかに立っていた

自分という根を

深くはって


閉じた窓を抜けて

寒さは今の僕に届く


根のない弱さを

思い知らされながら

夜を過ごす

今日も






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