2012/02/28

宝箱

子供が大好き

そんなわたしには

園児がいっぱい乗ったバスが
 
宝箱にみえるのです

大事に 大事に届けてねって

いつもお願いするのです

2012/02/27

一回ごと

一回ごと 一回ごとの会話で

悲しんだり

ちょっと喜んだり

自分も相手も疲れる性格

どうしても直せない

質問。

裏切られて生きてきた僕でも

誰か一人くらいは 信じられる人に出会いたい

ねえ 僕はあなたを信じます

よかったって思えたまま 死んでいきたいって言ったら

どんな顔をして 何て言ってくれるでしょうか

2012/02/25

愛という貝殻

好きだって言った僕をびっくりした目で
まだそんな気持ちがあるのって言った君
何年もの間過ごしている中で
同じものを持ち続けることは出来なかったんだね

ぼやけた危機感は確信に変わった

残念でならないけれど
それを失わせた僕の責任は
決して少ないとは言い切れないから

君がいつか落としてしまったもの
僕も仕方なく捨ててきた

僕は本当に残念でならない
でも
どうしてもあの頃には戻れないと知ったから

音も無く砂に帰っていく貝殻

強くあること

全ての人があなたのように

強いわけではないのです

あなたは 弱さを憎み 見下す

手を差し伸べる優しさを捨ててまで

強くなることは そんなにも大事なことだったの?

2012/02/23

生きる=死ねない

びくびくと恐れながら生きる人生

あなたは何故生きているの?

死にたくないからって理由も

言い訳にすら聞こえる


何を手にできたわけでなく 手にしようとしたわけでなく

それなのにただ 世を嘆くっていうの?

ピエロすらやれない 余りにも馬鹿げたショーは

笑い 罵声 すらない

客もいないし そもそも観客席すらないテント


流れていく人生のフィルム

何も感じようとしないまま 垂れ流しのシーン

時間通り放映しようが 早送りで終わらせようが

何も問題が無い 月の裏側でひっそりと存在しているだけの映画館


あなたは何故生きているの?

生きているからだよって馬鹿にした答えも

あなたのどこにも焦点が合ってない目が

本当の答えを語っている

砂粒をつけた手で言う お帰り

何者か分かっているつもり

世界はまだ 気付かないでいても

僕だけは気付いている ちょっとした言葉にこもる香り


にぎりしめたこぶし

砂だらけの地面に落とし

そりゃちょっと痛いけれど

自分の中で何かが起きる


砂は払い落とさなくていい

痛みも忘れなくていい

ちょっとだけ 頑張って

歩き出せる 起きた何かが歩みを進める


僕は何者かに 語りかけて見る

世界はまだ 何にも気付かずにいるけれど

僕だけは気付いている


お帰りって 独り言

誰にも聞こえなくって いい

僕は その言葉を言えた

それだけでいい

希望 というには余りにも汚れた思い

いつも輝いている時期ばかりではない

けれど

そうでないときがあまりにも長い


いつも話しているあの人も

もし僕が 姿を消してしまったら

心配になってくれるのだろうか

それとも

その時々の風景にあわせ

同じように誰かと話し 過ごすのだろうか

今日飲んだ水 明日飲む水

同じではない 同じもの

あなたにとって私は 水でしかないのだろうかって


自分ではどうしようもないことに恐れるのは

本当に馬鹿げたことと分かっているのだけれど


いつか輝いた時期がきたらきっと

居心地が悪くなるに決まっていても

僕は そうでない今に落胆し

そうでない自分自身を 恥ずかしく思っている



本当に馬鹿げたことと分かっているのだけれど

2012/02/22

祈りが繋ぐ何気ないひととき

あなたと交わす会話の中に

どれだけ思いを込めているか わかっていますか?

あなたにはただ 何気ないひとときかもしれないけれど


本当は もっと近い存在になって欲しいけれど

今はもう この関係だけで十分だから

どうかこまま いつまでも続いてくれますように



僕は祈らずにいられない

あなたにはただ 何気ないひとときかもしれないけれど

苦しいときのおまじない

いつも運がない人生を送ってきたくせに

どうして今さらそれを嘆くのか

深く愛されたことも 何かに満たされたこともないくせに

そうやって生きてきて 生きてこれて 文句を言うなど欲深いこと

だから今日も 起きたあるがままの現実のなかから

幸せを拾いなさい

2012/02/18

死ぬというのなら

『あなたとの繋がりが消えるのなら

私は自殺する』といわれた

うれしくもあり 少し怖くもあった

ほんとうは

そこまで思うのなら何故

一言『すき』と言ってくれないのだろうと


そんなぎりぎりの試すような言葉なら

ぼくはいらない

そのぎりぎりを踏み越えた

本心から出た言葉が欲しい


2012/02/15

君に問う

真っ暗な世界が 

太陽が昇ることにより光を取り戻す

あなたは 

僕にとって そういう存在


僕は何でも人のせいにする

悪いことや 

良いことさえも

自分ってなんだろうって考えたときに浮かんだのは

僕は流れていく出来事を 

あっちやこっちにえり分けるだけの存在


君に問う

あなたが降らす光は

僕に当たって陰を作っていますか?

それとも 僕を通り抜けてその先を照らしていますか?

コーヒーと人生

例えば、

ホットのブラックコーヒーを買いにいって、

ここのコーヒーはブラックじゃないな、

お!あったブラックっーて買ったらコールドで寒いなか手ひんやり...

うわー身も心も冷たいや。

と思いつつ横で暖かそうな飲み物を持つ人を羨む...

ていう人生です。

2012/02/14

負けないゲームをたしなもう

誰よりも、楽観的に考えているくせに

望んではいない現実に出会ったときには

『やっぱりね』

決して負けない 人生のゲーム

本当は 傷だらけ


2012/02/08

さい

なにかをしてあげることに

なんのくつうもない

なにかをしてくれなかったことに

おおきないかりをかんじる

むしょうのあい への

むじょうのさい

おやこ

こどもにあえなくなったおとうさん

おとうさんとあえなくなったちいさなこ

どっちがかわいそうなんだろう

あたらしいこどもや

あたらしいおとうさんが

そのあとのじんせいをかえても

かえなくても


おんなじくらい かなしくおもう

きっと

しらないおやこの たのしいやりとりに

どっちも しらずにいつのまに

なみだがながれてしまっていそう

どうかせかいのおおくのおやこが

いっしょにたのしくくらせますように

2012/02/05

椅子 雲 青空

こっちを向いている 誰も座ってない椅子

かつて 

これに座り勉強をしていた 長く続かずにすぐに寝てたっけ

僕がしてきた努力に比べて まずまずの豊かな人生を送ってこれた

運か自分か周りのお陰かは わかんないけれど


外に出ると 灰色の分厚い雲

雨は降りそうで降らなさそうな 微妙な天気

ちょっと風も出てきたし 傘を持っていこうとした頃

ぱらりと 雨

いいタイミングで傘を広げ 歩く

勢いよく落ちてくる雨を 傘が 弾く

頭の上で 大きな音 不快と言えば不快

そんな中を歩く 音と一緒に 愉快といえば愉快


見慣れた寂れた垢抜けないデザインの駅につき

靴についた泥を落とす 

切符を買い ゲートを通り 誰も座っていない椅子に座ると

真っ白な布に インクを落としたように 冷たさが染みてくる

温まって気にならなくなるまでの時間

僕はガムを取り出し 少し噛むと 包んで捨てる

長く口に入れることが出来ない 小さな頃からの変な習性

もったいないって 言われては言い返してたっけ

味が無くなるまで噛むのは 感覚の鈍感さや 貧乏性の露呈だぞ って

たとえそれが 僕を除く皆の意見でも

対等な ひとつづつの事例  多性と希少はイコール それは譲れない


電車が来て 俯いたまま電話をいじる女の人の横の席に座ると

ふと見た窓の外に 少し勢力を取り戻してきた青空

今だ 負けるなと 意味も無く応援


車両を移動してきた 年老いた男性に席を譲り

通り過ぎる風景の中に これからの人生を思う


目的の駅に着き ゲートを越えた

空きの無い椅子の群れを抜け

駅をでるとそこには

頑張って雲に勝利した 一面の青空が広がっていた




































詐欺の広告のような人生の充実

使えるお金が増えて

車や ブランドの服や 高価な時計を買って

趣味が増えて

体重も減って

友達との時間が持てて

仕事も上手くいって

まるで パワースーンとかの詐欺っぽい

夢のアクセサリーを手に入れたかのような 充実した人生




でもこれだけ集めてもぜんぜん


あなたを失った穴は埋まりません



2012/02/04

あおいはる

こころあわられる ふしぎなことば

あなたがすき

いえたわたしは ほっとして

いわれたあなたは はっとして

もうどうでもいいやっておもいで だしたことば

つたえることがすべてだった


だからそのあとのへんじ

なにもきこえてなかったんだ

でも

わらったあなたのかおで すべてがわかった


もうどうでもいいやってだしたことばのおもいで

あおいはるの ほほえましいひととき

もどりたくもあり もどりたくもなくあるじだい

2012/02/03

思い出

日に照らされて 真っ白な砂浜

その先の青い海さえも

あなたの笑顔は輝いていた

その時撮った写真に

夏が終わるより早く思い出となった あなたが写っている







2012/02/02

かたちのないもの

おなじコップでも

ひろったものと あなたにもらったものは 違う

かたちのあるものに宿る

かたちのないものが決める価値


それは

ぼくらが現実と想像のなかで生きていることの証
















ちきゅう

ちきゅうにうまれて

にんげんにうまれて

いのちのやりとりはないけれど

こころのやりとりのようなことをして

いきています


なにかとくらべれば それは

しあわせだったり ふしあわせだったりなんだろう

くらべなければ それは

ぼくらそれぞれのかんじることが すべて

にげみちがないぶん いいわけのないじんせいになる


ちきゅうにうまれて

にんげんにうまれたんだから

にんげんなりにくるしみ 

にんげんなりにたのしみながら

いきていきます