やりたくないことはやりたくない
やりたいこと 叶うのはどのくらいだろうか
いつしか やれることしかやりたいと思わなくなって
人間としての枠が出来ていく
何日かに一回は
無駄に途方に暮れる
途方
言い得て妙
たどり着けやしないところに
着けるわけがないだろうに
昼過ぎに出かけた街
気がついたら夕暮れの赤いピンク
僕はもう
ただだた 途方に暮れる
やれることしかやれないのは道理
でも
今はやれないことがいつしかやれることだって
無いとは言えないのだけれど
やりたかったことが
あきらめたことが
まだ頭のなかにのこっていて
それが
たくさん溜まっていった
ぼくはもう
やれないことばかりの
あきらめというゴミ捨て場が一杯になって
どうにもいかないところに着いてしまっているようだ
ねえ
このきれいな夕暮れも
ぼくを癒やしてくれないのなら
何処へいけばいい?何をみればいい?
帰りのバス
行先が決まっているこの乗り物の中で
皮肉にも行先を見失う
次に降りるボタンで
降りられたらどれだけ楽だろう
0 件のコメント:
コメントを投稿