2014/12/06

捕まえ超能力者

小さな頃見た夢


岩の多い海岸からの帰り

急に止まった車

前に座っていた両親が外に出て

「捕まえ超能力者だ」といって 消えた

後部座席の僕は

そっと車の外を窺うと

その捕まえ超能力者と目があって

そこで夢は不意に終わった

髪の長い白い服の男の人だっただろうか

姿自体はもう覚えていないけれど

何年も消えない夢


その後も形を変えてその夢をみたけれど

多くの映画のように 初作を越える続編は生まれなかった


今となってはくだらない夢だけど

当時にはかなり恐怖を覚えた夢は

僕の心を捕まえて離さない


僕はずっと捕まっているんだろうか

捕まえ超能力者に

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