2014/03/03

雨は降る 嫉妬の土壌の上に

お互いの過去を

ふと会話の中に認めてしまって

昔のことに嫉妬したとしても

未来へは行けないと知っている


それでも僕らは過去を掘って

穴だらけにしてしまうこともある


なんてぼくらは馬鹿で

純粋なんだろう


もう

前に進むときだ


暗闇に捨ててしまおう

その暗闇は二人の手で包まれて

繋いだ手の中で

光に変わる


そして


ひとしきり雨が降った後

穴だらけの土は均されて

虹で蓋をされた

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