水中ゴーグルを通して見る海の世界
ごつごつした岩
早く泳ぎ去っていく小さな魚
あめふらしを踏みつけて
その柔らかさと
目を下ろした先のおぞましい姿に二度驚く
変な煙のようなものを出してきて三度めの驚き
海の中からの冒険から帰還した僕は
帰りの車で気が付いたら(付かないのだけれど)眠って
冒険の続きをしていた
2013/06/30
2013/06/26
世界
一発目から『世界』かい?
広がったふろしき
畳み終わらないまま逃げ出すのだろうけれど
どうしてお酒を飲むとあなたたちは
大きなことを語りだすのだろう
普段言えない大言壮語
今しか言えないってことがあらわす悲しい素面の『世界』
お店の人に見苦しく絡んだり
常連をなんか無駄にアピールするあなたたちは
それをやればやるほど小さな人間に見えていくことに気付きもしない
静かになった店内で
店員がレジのお金を数える時
知らずに落ちるため息に消える
あなたのその一時的な陽気
小さな酔いへの逃亡
そして始まる
見え見えの笑顔
知った上での応対のビジネスの『世界』
広がったふろしき
畳み終わらないまま逃げ出すのだろうけれど
どうしてお酒を飲むとあなたたちは
大きなことを語りだすのだろう
普段言えない大言壮語
今しか言えないってことがあらわす悲しい素面の『世界』
お店の人に見苦しく絡んだり
常連をなんか無駄にアピールするあなたたちは
それをやればやるほど小さな人間に見えていくことに気付きもしない
静かになった店内で
店員がレジのお金を数える時
知らずに落ちるため息に消える
あなたのその一時的な陽気
小さな酔いへの逃亡
そして始まる
見え見えの笑顔
知った上での応対のビジネスの『世界』
2013/06/21
雨戸を閉ざした 嵐の過ぎ去った朝に
ねえ
全てを閉ざした部屋で目覚め
恐る恐る開けた雨戸から
入り込んで広がる太陽の光は
私を救いにきた神様のように感じるのです
何千個の蝋燭の光も
きっと太刀打ちできない光
だからこそ浴びた瞬間
私自身をも消し去ってしまうような
あまりにも強い力は
安心を通り越して 不安にさせる
私は一体何によって
救われ 満たされるのだろうって
全てを閉ざした部屋で目覚め
恐る恐る開けた雨戸から
入り込んで広がる太陽の光は
私を救いにきた神様のように感じるのです
何千個の蝋燭の光も
きっと太刀打ちできない光
だからこそ浴びた瞬間
私自身をも消し去ってしまうような
あまりにも強い力は
安心を通り越して 不安にさせる
私は一体何によって
救われ 満たされるのだろうって
社会的動物って呼ばれたくない
僕たちはとても不器用
人に会うと何か話しかけないとって思う
でも不器用だから
月並みな話題しか
平均以下の切り返ししかできないのです
不器用だけど知っているのです
怪訝な顔をされたり
どうでも良さそうな返事をされていることを
僕たちはとても不器用
そんなときに浮かべる顔はいつだってそう
何の変哲のない
月並みな笑顔で
平均以下の別れの挨拶しかできないのです
毎日生きていくことで
何にも積み重ねることもできずに
人に会うと何か話しかけないとって思う
でも不器用だから
月並みな話題しか
平均以下の切り返ししかできないのです
不器用だけど知っているのです
怪訝な顔をされたり
どうでも良さそうな返事をされていることを
僕たちはとても不器用
そんなときに浮かべる顔はいつだってそう
何の変哲のない
月並みな笑顔で
平均以下の別れの挨拶しかできないのです
毎日生きていくことで
何にも積み重ねることもできずに
2013/06/16
なにかおおきなもの
世界はここにあるだけで
あなたの事を気にかけてはいないし
見守ったりなんかしていません
色々な決まりごとは法則等と言われ
太陽の周りを地球がなんたら
…そんななかにあなたが生まれただけなのです
気兼ねなく
なにか大きなものに頼ることなく
生きなさい
あなたの事を気にかけてはいないし
見守ったりなんかしていません
色々な決まりごとは法則等と言われ
太陽の周りを地球がなんたら
…そんななかにあなたが生まれただけなのです
気兼ねなく
なにか大きなものに頼ることなく
生きなさい
2013/06/11
無感覚への強制連行
世界に散らばる不愉快な出来事
急にまとめて現れたとき
僕はいつもこころが止まる
ひとつも乗り越えることもできず
積み上がっていく不愉快
なにかを考えながら
なにも考えられない僕は
ただ横たわって
目をつむる
急にまとめて現れたとき
僕はいつもこころが止まる
ひとつも乗り越えることもできず
積み上がっていく不愉快
なにかを考えながら
なにも考えられない僕は
ただ横たわって
目をつむる
2013/06/10
2013/06/08
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