2012/07/04

思い出したくないことを燃やせれば

いつ倒れてもおかしくないほど積み上げられた新聞

一年以上も買った箱のままの組み上げられない本棚

その二つが同時に存在するこの部屋には

その二つを同時に存在させてしまったぼくがいる


用も済み 捨てられもしない

用も果たさず 作られもしない

ぼくの不安定な精神が この世界に現れたかのよう


すべてはそう

あなたがぼくから去って生まれた

どうなっても構わないっていう気持ちから始まった


あなたはきっと

すべて自分のせいじゃないって

いつも何かのせいにするんだからってぼくを罵るんだろう


わかってる


明日ぼくは

ぼろぼろになりかけた箱をあけ 本棚を組み上げて

たまっている新聞を詰め込んで 全部燃やしてしまおうと思う


あなたの別れの最後にみせた 醜いまでの顔

思い出すたびに胸が痛む 汚い言葉が少しでも消えてくれればって願う

0 件のコメント:

コメントを投稿