いつ倒れてもおかしくないほど積み上げられた新聞
一年以上も買った箱のままの組み上げられない本棚
その二つが同時に存在するこの部屋には
その二つを同時に存在させてしまったぼくがいる
用も済み 捨てられもしない
用も果たさず 作られもしない
ぼくの不安定な精神が この世界に現れたかのよう
すべてはそう
あなたがぼくから去って生まれた
どうなっても構わないっていう気持ちから始まった
あなたはきっと
すべて自分のせいじゃないって
いつも何かのせいにするんだからってぼくを罵るんだろう
わかってる
明日ぼくは
ぼろぼろになりかけた箱をあけ 本棚を組み上げて
たまっている新聞を詰め込んで 全部燃やしてしまおうと思う
あなたの別れの最後にみせた 醜いまでの顔
思い出すたびに胸が痛む 汚い言葉が少しでも消えてくれればって願う
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