2011/05/07

オレンジ色のタオル

誰もが寝静まるころ

ふいに

胸の痛みで目を覚ます

思い出すのは 昨日受けた心無い一言

こんなにも長く痕を残すなんて 思いもしなかった 

いつまでも引きずる自分に 嫌気がさしてしまいそうだけど

ベッドの手摺に手を伸ばし

かけてあったオレンジ色のタオルを そっと顔にかぶせて

真っ暗な部屋で 孤独な戦いをする

そして

朝日が顔を出し 小鳥が鳴いて皆が目を覚ますころ

ぼくは

戦い疲れて 眠りに落ちた

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