2014/04/25

弱者と強者に訪れる今日

チキンをむさぼる闇の住人

心の隙間に素手を突っ込み

引き裂くように広げる


世界は

多くの犠牲者を出したあとしか気づけない


多くを持つものは出し惜しみ

少しも持てない人々はただ

日々を健気に 幸せをあきらめ生きる


あまりにも大きな隔たり


同じ死を待つものと知っていても

それでも隔たりは変わらない


そして今日が来た

それぞれの今日が

2014/04/21

兵器と平和

人を殺す兵器がある以上

人間は人間を殺すってことを否定できない

けれど

平和という言葉が存在する以上

人間が人間を殺さない世界は希望していいはずだ

2014/04/07

濡れることは嫌いじゃない

雨が降る仕組みを知ったところで

この雨で濡れないわけじゃない




開かないで


走りもせず濡れながら思ったこと

2014/04/03

望夏

夏を待ち望む

夏の終わりの物悲しさを味わいたくて

2014/03/08

通り雨

通り雨

青空から急に
黒くて厚い雨雲がやって来ると

中学生の僕は
何故かわくわくしたものだ

びしょ濡れになって
雨雲たちが急に
どこかに行った青空を見上げながら

生きている力そのもののように
堂々と立っていた

今はもう失ってしまった
立ち上る生命力を

懐かしく思う


2014/03/03

雨は降る 嫉妬の土壌の上に

お互いの過去を

ふと会話の中に認めてしまって

昔のことに嫉妬したとしても

未来へは行けないと知っている


それでも僕らは過去を掘って

穴だらけにしてしまうこともある


なんてぼくらは馬鹿で

純粋なんだろう


もう

前に進むときだ


暗闇に捨ててしまおう

その暗闇は二人の手で包まれて

繋いだ手の中で

光に変わる


そして


ひとしきり雨が降った後

穴だらけの土は均されて

虹で蓋をされた

2014/03/02

さようなら (2011/12/5掲載)

ずっとまってたのに

かえってきたらすぐにしんぶん

あなたのためにつくった

あったかなりょうりも

むごんでへっていく


でも


わたしはえみを くずさずみえを

はっていたのもきづかなかったでしょう


さようなら


しんぶんをみるじかん わたしとはなしていたらって

りょうり おいしかったねって いえばよかったって

おもっても もう わたしはいないのよ

せかいにおこるものごとを ずっとしりつづけていなさい

おともなく

きずついていく わたしのこころもしらなかったくせに