2025/10/12

ゆめをみた

ゆめをみた

寝付けない子供

かかえあげて

愛おしんでいたら

目が覚めた


あなたからの

不意に聞かれた質問に答えたら

こどもと生き別れたこと

つられ泣きしたって

涙を流してくれたから


その日の夜に

ゆめをみた


あなたは

何かを重ねて

泣いたんだろう

なんとなく

想像がついたから

なおさら聞けなくなった


こっちは思い出したくないこと

思い出させられたっていうのに

枯れた涙が

漏れ出したっていうのに


また

忘れなきゃ


忘れなきゃ

やってられないのだから


ゆめをみたこと

思い出した


心のずっと隅に

追いやったはずだった

やっと

思い出さなくなった日が

増えてきたのに


かわいかった

いとおしかった

ずっと

成長を見れたはずだった



私はただ

愚かだった


また

思い出の過去と

成長を想像した現在と

これからも会えない未来に

さようならをしないといけない












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