2025/10/24

くるしみはくるみですます

輝くように
頭痛の種が
脳を縦横無尽に
駆け回る

今日はきっといつもずっと
多分これからも昔から
悩みっていつも
僕の中で
生きる
死ぬまで

メリークリスマスが
疎い

浮かれる人々を
苦々しく
少し
羨む自分は
賢しい

足繁く
茂った森に通う
土と木の皮の匂い
僕は
嫌い

さあ
僕にうつる世界よ
うつつをずつうで抜かす
この僕にうつる
世界よ

ああ

僕はこんなにも
夢がなく
頭痛の種を
脳いっぱいに植えながら

茂った木々の
根っこあたりに生えたキノコを
くさいなあって
文句言いながら

がらがら声で
助けてって
叫んでいる



2025/10/12

ゆめをみた

ゆめをみた

寝付けない子供

かかえあげて

愛おしんでいたら

目が覚めた


あなたからの

不意に聞かれた質問に答えたら

こどもと生き別れたこと

つられ泣きしたって

涙を流してくれたから


その日の夜に

ゆめをみた


あなたは

何かを重ねて

泣いたんだろう

なんとなく

想像がついたから

なおさら聞けなくなった


こっちは思い出したくないこと

思い出させられたっていうのに

枯れた涙が

漏れ出したっていうのに


また

忘れなきゃ


忘れなきゃ

やってられないのだから


ゆめをみたこと

思い出した


心のずっと隅に

追いやったはずだった

やっと

思い出さなくなった日が

増えてきたのに


かわいかった

いとおしかった

ずっと

成長を見れたはずだった



私はただ

愚かだった


また

思い出の過去と

成長を想像した現在と

これからも会えない未来に

さようならをしないといけない