ごちそうさま
おいしい食べ物
美味しくなくたって
ごちそうさま
ありがとう
嬉しいことをしてくれて
別にうれしくないことでも
ありがとう
感じが悪い?
かんじと平仮名のバランスが
気になりはじめた人に
こんにちは
今日も
ちょう凄い
ハプニング
あなたにも起こりますように
ここはどこ
ドライブで行った先
行き先を見失って
景色が心に入ってこない
田園風景
見たくてきたんだっけ
違う
じゃあ何に向かって
車を走らせたんだろう
戻ってる途中
何か思い出せそうなまま
思い出せないまま
帰り着いた
輝くように
頭痛の種が
脳を縦横無尽に
駆け回る
今日はきっといつもずっと
多分これからも昔から
悩みっていつも
僕の中で
生きる
死ぬまで
メリークリスマスが
疎い
浮かれる人々を
苦々しく
少し
羨む自分は
賢しい
足繁く
茂った森に通う
土と木の皮の匂い
僕は
嫌い
さあ
僕にうつる世界よ
うつつをずつうで抜かす
この僕にうつる
世界よ
ああ
僕はこんなにも
夢がなく
頭痛の種を
脳いっぱいに植えながら
茂った木々の
根っこあたりに生えたキノコを
くさいなあって
文句言いながら
がらがら声で
助けてって
叫んでいる
ゆめをみた
寝付けない子供
かかえあげて
愛おしんでいたら
目が覚めた
あなたからの
不意に聞かれた質問に答えたら
こどもと生き別れたこと
つられ泣きしたって
涙を流してくれたから
その日の夜に
ゆめをみた
あなたは
何かを重ねて
泣いたんだろう
なんとなく
想像がついたから
なおさら聞けなくなった
こっちは思い出したくないこと
思い出させられたっていうのに
枯れた涙が
漏れ出したっていうのに
また
忘れなきゃ
忘れなきゃ
やってられないのだから
ゆめをみたこと
思い出した
心のずっと隅に
追いやったはずだった
やっと
思い出さなくなった日が
増えてきたのに
かわいかった
いとおしかった
ずっと
成長を見れたはずだった
私はただ
愚かだった
また
思い出の過去と
成長を想像した現在と
これからも会えない未来に
さようならをしないといけない
夕焼けより
朝焼けが好き
胸焼けはきらい
ブランチより
モーニングが好き
夜食で太るのがきらい
世界より
ワールドって響きが好き
宇宙まで広げるのは恥ずかしくてきらい
過去を振り返るより
現在で踏ん張るのが好き
都合の良い未来に逃げるのはきらい
ふと起きた
太陽も上がっていない朝
そっと窓を開けて
目覚めていない空気を吸い込むのが好き
眠れなくて
月にも見放された夜
ずっと目を閉じても
身体を這い回る不安な気持ちがきらい
わたしには
楽しく満たされてもいい
幸せに違いない時でも
不安や疑心に駆られてしまうきらいがある
胸焼けや
夜食で太ることや
宇宙まで話を広げることや
都合の良い未来へ逃げることより
誰か助けてって言ってばかりで
自分で這い上がることをしない
わたしがきらい
AIには心がないといわれますが
心って何でしょう
人が人に「おまえはこころがない」といいます
心がない人っているんですね
どこにも
ここにも
こころにも
なんかのCMでありそうですね
心って
どこにもあるんですね
蟻にも
車にも
肩車にも
心はあるのでしょうか
知りたい気持ちは
留まるところを知りません
おっと
知りたい心は
とどまるこころを知りません
の方がよかったですね
それでは
こころ(ここら)で失礼いたします
あなたと
今日はまわりみち
田んぼ道をゆっくり
夜空を眺めながら
昔ここで
三連続の流れ星みたんだ
一人でずっと
座り込んで流れ星
過ぎ去ったそらを見ていた
何か僕には
大きな幸せが訪れるんじゃないかって
予感がさらさらと降り注いできて
それから始めた
まわりみち
きっと三連続の流れ星
あらわれない
だけどあのときの
心が洗われた感じを
また味わいたくて
まわりみち
さわさわと
風が稲を揺らして
きらきらと
夜空は星を鳴らす
そろそろと
猫が道を横切っていった
24時をまたいで
まわりみち
今日のここまでと
明日のこれからが
繋がっていた
かえりみち
一人で歌いながら
うちまで帰った
いつかの幸せに
うまく歌えるように
あの頃のまわり道
今日はあなたと一緒
付き合ってくれてありがとう
まわりまわって
あなたと出会えて
あの頃と今が繋がった
やっと終わった
流れ星が教えてくれた
あなたという幸せまで
続けた長い
まわりみち