時間の流れものごとの流れ
黒い悲しみ
赤めの黄色な喜び
思い悩む濃い青
ふと和む新緑
色々の流れが
ぼくの人生におこって
それぞれに
こころが引っ張られて引き裂かれそうだ
流されることなかれ
とはいえ
人生には縋り付く杭は少ない
足を踏ん張っても
流れには抗えたためしはない
それでも
涙でぐしゃぐしゃになっても
食いしばって
判断して
あきらめて
時には
どうしようもなくなって
頭が真っ白になっても
納得のいく人生をおくるためには
流されながらも目を光らせ
機会を伺って
少しでもよい道へ行けるように
やるしかない
とうふの大豆の白
肉の憎々しい赤
透明の汗
みえない心
時間の流れも
ものごとの流れも
流されすぎることなかれ
さすれば
人生にこびりつく悔いは少ない
対話が大事とかいいながら
自分の意見をひたすら通そうとする
言論ヤクザ
いや違うんだよそれ
なんで分かんないかな
ってことは
こっちのいうこと認めたってこと?
じゃあいいよそれで
疲れる
ごちそうさま
おいしい食べ物
美味しくなくたって
ごちそうさま
ありがとう
嬉しいことをしてくれて
別にうれしくないことでも
ありがとう
感じが悪い?
かんじと平仮名のバランスが
気になりはじめた人に
こんにちは
今日も
ちょう凄い
ハプニング
あなたにも起こりますように
ここはどこ
ドライブで行った先
行き先を見失って
景色が心に入ってこない
田園風景
見たくてきたんだっけ
違う
じゃあ何に向かって
車を走らせたんだろう
戻ってる途中
何か思い出せそうなまま
思い出せないまま
帰り着いた
輝くように
頭痛の種が
脳を縦横無尽に
駆け回る
今日はきっといつもずっと
多分これからも昔から
悩みっていつも
僕の中で
生きる
死ぬまで
メリークリスマスが
疎い
浮かれる人々を
苦々しく
少し
羨む自分は
賢しい
足繁く
茂った森に通う
土と木の皮の匂い
僕は
嫌い
さあ
僕にうつる世界よ
うつつをずつうで抜かす
この僕にうつる
世界よ
ああ
僕はこんなにも
夢がなく
頭痛の種を
脳いっぱいに植えながら
茂った木々の
根っこあたりに生えたキノコを
くさいなあって
文句言いながら
がらがら声で
助けてって
叫んでいる
ゆめをみた
寝付けない子供
かかえあげて
愛おしんでいたら
目が覚めた
あなたからの
不意に聞かれた質問に答えたら
こどもと生き別れたこと
つられ泣きしたって
涙を流してくれたから
その日の夜に
ゆめをみた
あなたは
何かを重ねて
泣いたんだろう
なんとなく
想像がついたから
なおさら聞けなくなった
こっちは思い出したくないこと
思い出させられたっていうのに
枯れた涙が
漏れ出したっていうのに
また
忘れなきゃ
忘れなきゃ
やってられないのだから
ゆめをみたこと
思い出した
心のずっと隅に
追いやったはずだった
やっと
思い出さなくなった日が
増えてきたのに
かわいかった
いとおしかった
ずっと
成長を見れたはずだった
私はただ
愚かだった
また
思い出の過去と
成長を想像した現在と
これからも会えない未来に
さようならをしないといけない
夕焼けより
朝焼けが好き
胸焼けはきらい
ブランチより
モーニングが好き
夜食で太るのがきらい
世界より
ワールドって響きが好き
宇宙まで広げるのは恥ずかしくてきらい
過去を振り返るより
現在で踏ん張るのが好き
都合の良い未来に逃げるのはきらい
ふと起きた
太陽も上がっていない朝
そっと窓を開けて
目覚めていない空気を吸い込むのが好き
眠れなくて
月にも見放された夜
ずっと目を閉じても
身体を這い回る不安な気持ちがきらい
わたしには
楽しく満たされてもいい
幸せに違いない時でも
不安や疑心に駆られてしまうきらいがある
胸焼けや
夜食で太ることや
宇宙まで話を広げることや
都合の良い未来へ逃げることより
誰か助けてって言ってばかりで
自分で這い上がることをしない
わたしがきらい